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ベーシック・リーディング

福澤諭吉に関する文献などを題材に、塾生同士で対話を重ね、福澤の教えを学ぶセッションです。文献から情報を獲得する方法や、議論をするためのスキルも養います。
教材にするのは、福澤とその門下生たちの思想・言動が端的に表現されている著作や資料です。目標は、未来の先導者となる福澤文明塾生が、自己形成の長い過程で立ち戻って参照できる「座右の銘」を発見できるようにすること。書かれていることを文理的に理解するだけでなく、義塾の創始者であることへの尊敬と親しみを持ちながら、より創造的な解釈を施すセッションを行います。

セッション回数 全3回
セッション時間 120分
ベーシック・リーディング

今までの主なテーマ

  • 慶應義塾社中の発祥について
  • 修身要領―慶應義塾の倫理コード
  • 中津留別の書―福澤思想原点の確認
  • 福澤諭吉とコミュニケーション
  • 演説の語り手としての福澤諭吉
  • 福澤諭吉と西洋体験
  • 地球英語時代の幕開け―福澤の見据えたその先に
  • 幕臣福澤における翻訳の二つのテキスト―外交文書と英字新聞
  • 福澤諭吉の翻訳

ベーシック・リーディングの感想

西澤直子(慶應義塾大学 福澤研究センター教授)「『社中』の思想-慶應コミュニティーの発祥」セッションより

「社中」の思想について、私学関係者として以前より非常に興味を持っていましたので、大変勉強になりました。「社中協力」や「独立自尊」、「半学半教」など福澤先生の思想そのものが、ある意味で私学(私塾)の理想的なモデルなのだと感じました。「社中」の思想は、大学においても、企業においても、インナーブランディングが上手くいきにくい今こそ、非常に示唆に富んだフィロソフィーではないでしょうか。
(30代 男性 会社員)

実は、私自身は慶應で学んでいたときに「社中」という言葉を教えられたことがなく、これを福澤先生がご自身で使われていたことは、今回の西澤さんのセッションで初めて知りました。慶應義塾の目的、あり方を考える上で大変大事な概念なのですね。文明塾のメンバーは、様々なバックグラウンドや経歴の人たちが集まっているので、慶應義塾とのつながりが深い人の思い、これまで慶應義塾とは接点が少なかった人の外からの見方など、文明塾のセッションの中で社中についての考えや認識を議論してみたかったです。
(50代 男性 会社員)

※福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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