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「文明塾でできた仲間。」 第16期修了生: 板橋 力(コンサルタント)

異なる世代、異なる個性の仲間と共に心身を練磨する

福澤諭吉文明塾で過ごした三ヶ月は、一年の中で最も濃密な時間でした。なぜなら、年齢や経歴が異なる社会人と学生同士で切磋琢磨したから他なりません。と言いますのも、文明塾ではセッションやリーダーシップゼミ、グループワークいずれの場合も自身の意見を述べる、または互いにコミュニケーションを取る形式になっています。そのため、異なる世代、異なる個性を持った同期を通じて、自分自身を練磨することができます。時には、自身の強みを再認識することもありますし、時には、自身に足りない要素を再認識することもあります。例えばグループワークにおいて。各自多忙の中でも常にやることは山積しているため、身も心も疲弊しがちです。それでも、根拠がなくとも「なんとかなる!」という人がいるだけで不思議と出来る気がしてきます。常に場を明るくしてくれる人を通じて、自分は果たしてどうだろうか?と自問自答します。自分としては何をやらなければいけないか事実を共有しているため、常に正しいことをしているつもりだけど、結果として不安を煽ってはいないか?その場合、どうしたら不安を煽らずに、前向きな動機付けをしながら事実を共有できるのか?自問自答を繰り返します。もちろん正解はありません。しかしながら、異なるメンバー同士、つまり文明塾だからこそ、自問自答の機会と新たな気づきを得ることができたと確信しています。

仲間との対話の先に見えたもの

社会人と学生が集う中で、最も実践したことは「対話」でした。一般企業に見られがちですが、何かある度に居酒屋に飲みに行く人もいるでしょう。しかしながら、居酒屋の雑談では真剣さが欠如しがちです。何かある度に会議室で議論をする人もいるでしょう。しかしながら、立場の異なるメンバー間で議論が対等に行われることは極めて稀であり、一方的に場が制圧されてしまうことも珍しくありません。

文明塾で実感したことは、対話を軸とすることで、先に挙げた雑談や議論も含めコミュニケーション全てが有機的に連動すること。もちろん、そこに至るまでは決して容易ではなく、幾度となく衝突や気まずい雰囲気にもなりました。しかしながら、その経緯があったからこそ、互いを仲間だと認め合うことができるようになりました。おかげで、自身の意見を通すことよりも、より良い議論や提言をピュアに目指す姿勢で貫くことができました。この態度は周囲を積極的に対話に向かわせ、成長の機会を促すことになったと確信しています。その結果、最終発表では優秀賞を頂くことができました。仲間との対話を繰り返すことで、個人レベルでは決してたどり着けない領域に達することができる経験は、今後大きな糧となると確信しています。

自分事化された未来貢献とその活動

文明塾では、未来貢献のために自分は何が出来るのか、考えることから逃げずに徹底追求します。この経験は大変有意義でした。グループ提言の検討段階から、修了後も継続して関わりたいことを追求しようと対話を重ねました。実際、修了後の翌々週には協業先や提携(予定)先との打ち合わせを行いました。定期的に集まり飲むだけの関係にはなりたくない、未来貢献のために集まるメンバーで在りたい、こうした熱い想いを共有した仲間だからこそ、提言内容が自分事化されたのだと考えます。その結果、修了後に新たなスタートを切ることが出来ました。当然ながら、時間と労力はかかりますが、これからは文明塾全体も巻き込みながら継続実践していきたいと思います。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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