福澤文明塾生の声

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「尊敬しあえる仲間―今後も共に前進する13期」第13期修了生: 張 一屏(大学生)

縁による奇跡――個性溢れる個々人と集団のハーモニー

文明塾第13期が修了してからちょうど一ヶ月経ちました。三田演説館では、決意と不安とが併存した入塾式から、感謝と名残惜しさの修了式まで、素晴らしい仲間たちと3ヶ月間一緒に歩んできたことが、まるで昨日のことのように鮮明に記憶に残っています。日本で留学している私にとって、福澤諭吉記念文明塾は大学での勉強とまた別の新鮮な経験であり、貴重な学びの機会でした。「未来貢献」という共通のビッグビジョンを持つ48名の仲間たちとの対話や議論、それからリーダーシップ訓練や美学を探求するセッションなどを通して、私は多様な角度で物事を見る力や、異なる価値観を受け入れることを学びました。

また、同じ期の仲間だけではなく、事務局の方々や講師の方々、それから修了生の先輩たちとの交流も、自分にとってかけがえのない宝物です。同じ目標を掲げているからこそ、素直に意見交換や叱咤激励ができたと思います。

自分にとって一つ大事なキーワードは「尊敬」だと思います。幅広い年齢層や多様な職業・専攻の塾生の中で、私は最初みんなのファーストメジャーに対する熱意やプロ意識に驚きました。それを契機に、豊富な知識量や鋭い見解、とりわけファーストメジャーについて語られるときの講師や同期の仲間たちをとても尊敬するようになりました。更に、徐々に気づいたのは、一方的に「尊敬する」気持ちから、みんなで「尊敬し合って」学び合うようになったことです。セッション中の質疑応答やグループワークの時に、学生である自分の未熟な発言に対しても、積極的に耳を傾けてくださったり、事前課題で宗教について見解を述べたら、思いもよらず僧侶の方から励ましのメッセージが届いたりしました。「自分なんて」と最初の否定的な気持ちがなくなり、代わりにもっといろいろな人たちと意見を交わし合いたいと思う自信が付けられました。

志によるモチベーション――常に「より良い自分」になる心構え

素晴らしい講師の方々やプログラムをコーディネートしてくださる事務局の方々のおかげで、各セッションでは様々な分野の先生による貴重なお話を伺うことができました。この中で、業界での第一人者である故に、想像を絶する困難を乗り越える努力や、いまでも続けられる夢への追求に感動した時が度々ありました。今ではどこでも販売されている商品の会社の社長さんが多くの会社から取引を断られ、501社目になって初めて商品を買ってもらえたお話や、誇らしい記録を収めた元スポーツ選手の方が病と戦ったりするお話を聞いて、少しの挫折でくじけそうになる自分が情けなく思いました。周りのパッションを感じながら、常に自分を成長させたいと、前向きに考えるようになりました。

プログラム自体が終了してからも様々な有志での集まりが行われています。過去の振り返りや未来への展望について語り合い、またこれから留学にいく友達と互いにそれぞれ進んでゆく道で頑張れと励まし合いました。「日々是成長」は自分にとっての言葉だと思っていましたが、仲間たちの日々の成長を身近に感じることで、自分も怠けずに努力を続けていこうと常に意識するようになりました。私も未来貢献の志を掲げ、今また、さらに新たな一歩を踏み出そうとしています。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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