福澤文明塾生の声

ホーム > 福澤文明塾生の声 > 福澤文明塾でできた仲間 > 福澤文明塾でできた仲間 Vol.17

「文明塾でできた仲間」第12期修了生: ベ・ヨンワン(大学生)

私の心の故郷

福澤文明塾で過ごした3か月は、私が日本で留学しながら一番価値を感じた時間です。
中間発表後の懇親会で、文明塾を修了された先輩の方が私たちに、“今プログラムに参加している皆さんが本当にうらやましいです”と仰っていましたが、修了してからようやく私もその気持ちが分かるようになりました。

新しい学びが毎回見つかる

福澤文明塾でできた仲間たちは、今までのキャンパスライフでは会う機会のほとんどない方々ばかりでした。他学部や他大の学生の方はもちろん、陸上自衛隊で勤務される方から着物ディレクターの方、そして鍼灸師の方まで。様々な年齢と職種の持ち主が、同等な立場の12期生となり、ここ福澤文明塾に集まりました。

文明塾が始まってから、僕には新しい趣味ができました。それは、セッションが終わった後、文明塾専用SNSの縁にアップされる、仲間たちの日記を読むことです。同じ内容のセッションを受けても、考えることは人それぞれ。多様性あふれる文明塾では、その違いがなおさら大きくなります。
考えたことを共有することは、新しい発見につながり、学びは教室の外でも続きました。

文明塾で学んだことの中で、私が一番大事にしていること、それは「仲間の発信に必ず返信すること」です。しっかり答えることは、簡単そうに見えて、実は努力がないとできないことです。身近な人であればあるほど、“ありがとう”と感謝の気持ちを、忘れないうちに伝える。その小さなやり取りが仲間との信頼を深めるカギとなり、ひいては大きな価値を生む原動力につながることを、この3か月で改めて実感しました。もちろん、このことに気付いたのも、喜怒哀楽を共にした同期のおかげです。

私にとって、日本という国は

私が文明塾で感じた“人の温かさ”は、皆さんが思う以上に大きいものです。
入塾したばかりの時は、周りに留学生が誰もいなかったため、少し戸惑いを感じることもありましたが、それは余計な心配でした。食事に誘ってくれたり、家に招待してくれたり、心を開いてくれた皆さんのおかげで、私は誰よりも楽しく勉強することができました。同じ釜の飯を食ったグループメンバーは言うまでもなく、かけがえのない3か月を共に過ごした同期や、お世話になった事務局の方々には、改めて感謝の気持ちをお伝えします。

先週、私は文明塾の同期15人ほどで、お台場で行われたマラソン大会に参加しました。
修了式から約1か月半ぶりの再会だったんですが、まるで昨日も会ったかのような感じでした。
また、この日は12期だけでなく、多くの先輩方も参加されたため、走る前に全員が集まって円になった時は、人数の多さにまずびっくりしました。
中には家族連れで参加された方もいて、お子様の笑顔に癒される場面もありました。
晴天に恵まれた中、温かい応援の言葉が飛び交うマラソン会場で、私は大切な仲間と一緒にいるだけで、幸せを感じました。
文明塾でできた仲間との縁は、3か月限りではなく、一生続きます。これだけ好きな仲間がいっぱいいる日本という国は、私の“心の故郷”です。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

ページの先頭へ