福澤文明塾生の声

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「新鮮な“大局観”をもつこと」第9期修了生: 入江 一光(会社役員)

福澤文明塾の修了生は現役生のいくつかのセッションやグループ提言の発表などに参加することができます。先日もグループ提言の最終発表に参加をさせていただき、久しぶりに社会の変化をとらえた斬新なアイデアに触れることが出来ました。個別課題の解決が中心の日常から“大局観”を持った新たな刺激を与えてくれる文明塾に感謝しています。

自分を見つめなおす良い機会

さて、私と文明塾の出会いは2年ほど前久しぶりに母校に行った際、パンフレットを偶然見つけたことによります。魅力的な内容で若い人は羨ましいと思いながらよく見ると写真の中に私と同じような年齢の受講者を見つけ、確認すると年齢は問わないと。勇気をもって応募しました。

大学を卒業してからサラリーマンを約23年、その後企業を経営して8年目でしたが、変化の激しい環境の中で次の新しいビジョンを描くことに苦労していました。
多方面の超一流の講師の方々の話を聞けることで何かヒントをもらえないか、また若い人たちとの接点で切り口を見出せないかなど応募理由には都合の良い考えもありました。
ただ、私は環境変化には敏感であり、その対応も十分にとれている自負がありました。また会社でも若い人との議論を頻繁にしていましたし、役員をしている体育会の学生とも接していましたので、若者とのコミュニケーションには自信がありました。
よって、半学半教の観点からも今までの経験を生かすこともできるのではと思っていました。

しかしながら、期待や自信を良い意味で考え直す機会になりました。今まで自信をもっていた、自分の世の中の変化を測る物差しは過去の成功体験をベースに積み上げられてきたものではないか。自分自身の関心部分に偏り過ぎていなかったか。「ベーシックナレッジ」「ストラテジック・リーダーシップ」などの全く自分と違う経験の中で活躍されてこられた講師の方々のお話や、セッションやグループ提言での若い方々の真摯な発言に触れ、多くの気付きを得ることができました。私自身は、未来に貢献するといっても若い人よりこれからの時間が少ないですし、また会社を経営したり業界の仕事をしたり、今後やることも固定されていて、これから仕事を選んだりさらに勉強する人と違ってあまり変化することが難しいと考えていました。しかしリーダーとして新鮮な“大局観”を持つことや、それを支える広い知識を持つことで仲間の将来にも貢献できると思っています。

視野や発想にもたらされる大きな変化

福澤文明塾は若い人はもとより、すでにリーダーとして活躍されている社会人が、現場の問題に翻弄されている日常から視野や発想を大きく変えることのできるきっかけになると思います。世代を超えて議論できた仲間を得られたことは大きな財産です。わずか3か月がこれほどの変化や充実感をもたらしてくれたことは時間の感覚としても驚きで、今後の企業経営にとって大いに役立つものとなりました。有難うございました。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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