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自身の信念に基づいて行動を起こし、周りを動かすことのできるリーダーに 第3期修了生: 加藤 啓介 (会社員)

新しい時代を創るリーダーに必要な資質や視点が見えてきた

福澤文明塾に入塾して、社会で活躍するリーダーには様々な形があることを知りました。また、自分自身が目指すべきリーダーのイメージを持つことができました。

私が入塾しようと思ったのは、未曾有の金融危機を経験し、資本主義の価値観が変化していく中で、未来貢献をする人材を育てる場である文明塾であれば、新しい時代を創るリーダーにどのような資質や視点が必要となるのかについて学ぶことができると考えたためです。そして、文明塾で学んだことでこの疑問に対する大きなヒントが得られたように思います。

文明塾のプログラムでは、官民の最前線で活躍する様々なタイプのリーダーの方々の話を直接伺い、議論することができます。強い主導権をもって自分から周りを動かすタイプのリーダーもいれば、個々のプレーヤーの力を最大限発揮することに力を注ぐリーダーもいました。企業活動に関する考え方も様々であり、企業活動を通じて利益を生み出していくことこそが社会貢献につながるという考え方もあれば、ステークホルダーを意識し、地域への貢献を優先することで企業が繁栄することができるという考え方もありました。

プログラムの参加者も社会人、学生を問わず、幅広い分野でリーダーシップを発揮している方ばかりでした。メンバーはそれぞれ専門性や得意分野を持っており、バックグラウンドも多様です。あるテーマについて議論する場合でも、アプローチが人によって異なることから出てくる意見も様々でした。多角的に物事を捉える良い訓練となるとともに、以前と比較して自身の視野が広がったと感じています。

問題に取り組む上での信念を伝えなければ、人を動かすことはできない

プログラムの中で、貧困の解決に取り組む国際機関に勤務していた方のお話を伺う機会がありました。その方の「頭と心で考える」という言葉が強く印象に残りましたが、それは、自分の頭で考えるのは大切だが、問題に取り組む上での信念を伝えることができなければ、部下を動かすことなどできないということでした。その方は自から進んで貧困問題の深刻な地域に身を置き、問題に取り組む決意を新たにするとともに、部下の見本となり、組織全体の取り組みを加速することに貢献されました。

自分自身に照らし合わせると、自分の頭で考えることはできていましたが、実際に行動に移すこと自体、不十分でしたし、信念を持って徹底的に取り組むという気持ちも弱かったように思います。この方のお話を伺って、自身の信念に基づいて行動を起こし、周りを動かすことのできるリーダーになりたいと強く思うようになりました。そしておそらくは同期の仲間全てが同じ気持ちで、今も様々な場所で活躍していると信じています。

まだまだ自分が求めるリーダーになるためには多くの努力、経験が必要だと感じています。プログラムを修了して一年が経とうとしていますが、自分なりのリーダー像を常にイメージしながら、これからも成長していきたいと考えています。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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