福澤文明塾生の声

ホーム > 福澤文明塾生の声 > ピックアップセッション > ピックアップセッション Vol. 9

ジェンダーバイアス 講師 溝口 紀子(バルセロナオリンピック銀メダリスト)

出来ること、やるべきことを自問自答し、向き合う

溝口さんのセクションでは柔道界に限らず、日本社会全体の曲がった男社会・縦社会、実力主義等がもたらす弊害が覗えた(例えば高校スポーツ推薦において男子有利の種目が多いこと等)。一人ひとりがその現状をどのように受け止め、「公平且つ努力が実る、実力が正しく評価される社会」をどのように実現していくかについて真剣に考え、対話する時間・きっかけとなり、その後に熱い議論となっていった。溝口さんの言葉通り、まずは現状を把握し、何が問題か、何故それが問題なのかについて考え、仲間と対話していくこと。そこから自分が出来ることに取り組んでいく輪を広げ、さらに仲間同士でフィードバックし、行動に落としていくことが大事だと改めて思うようになる。社会・未来貢献を考え、リーダーを目指す塾生として何が本当の意味の男女差別で、根本的解決策とは何なのか。各々が所属する身近なコミュニティを軸に考え、出来ることから変化の波を起こしていくと誓ったセクションであった。

30代 男性 (社会人)

溝口さんのセッションを受けて

私は”自分の経験を武器に。生きづらさを勇気をもって変えていってください。”
と話してくださったことが一番印象に残りました。
私はこれまで“生きづらい”と感じたことが少なかったように思います。小学校から私立の女子校に通っているため、男性社会に立ち向かう力を身に着ける、というよりは女性の中で生きていく方法を学んできたような気がしています。
しかし、柔道界で生きてこられた溝口さんの学校推薦のお話や白線黒帯のエピソードをお聞きし、今の日本で、男性にとっても女性にとっても生きやすい世界を作り上げていくことの難しさを改めて感じました。同時に、無意識のうちにジェンダーギャップを当たり前だと考えていた自分に気づくことができました。
女性社会で15年間生きてきた私だからこそできる、どんな人にとっても生きやすい社会づくりへの貢献を追求していきたいと思います。
何かにおいて人よりも秀でること、その難しさを全く感じさせず、ユーモアとともに私たちに力強いメッセージをくださった溝口さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

20代 女性 (学生)

セッションの感想

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

ページの先頭へ