福澤文明塾生の声

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カヌー 講師 羽根田 卓也(リオデジャネイロオリンピック銅メダリスト)

静なる熱きメダリスト

羽根田さんが入場される前から、バックのスクリーンには、行く手を阻むような激しい水流の中で果敢にオールを漕ぐ羽根田さんの様子が映し出されていた。その激しさから、羽根田さんはきっと激しくアツいタイプの方だろうと勝手に思い込んでいたのだが、羽根田さんが話し始めた瞬間にその思いは打ち消された。羽根田さんの、冷静かつ研ぎ澄まされた感性と精神力の強さ、そして自分のマイナーな感情やプレッシャーまでをもパワーにしてしまう逞しさには静かな中にも底力を感じた。時折見せる愛らしい笑顔が空気を和ませてくれたが、10代半ばから親元を離れて言葉も通じない世界へ飛び、自分自身を追い込むストイックさ、辛かったことや苦しかったことをも淡々と物静かに語る姿は、銅メダリストの風格を醸し出していた。
目標設定したらやるしかない、目標をかなえるためには行動あるのみ!オリンピックメダリストの言葉は重く、私たち塾生の心にも強く響いた。
文明塾のおかげで、この素晴らしい時間を共有することができたことに感謝するとともに、これからも羽根田さんを応援していきたい。

50代 女性 (社会人)

常に挑戦し続ける姿勢

羽根田さんのセッションの中で私が一番感じたことは、「とにかく行動すること」。羽根田さんは高校を卒業する頃、自ら異国の地であるスロバキアに飛び込んだという。もちろん、その時羽根田さんを突き動かしたのは「うまくなりたい」という気持ちである。
私もその時、自分が羽根田さんだったらと想像して考えたが、どうしても異国で生活する不安を感じてしまい即座に行動できないだろう。もちろん、羽根田さんにもそのような不安要素もあったというが、しかしそれはあえて考えずにひたすら想いだけで行動し努力を続けた結果、アジアで初のメダルを獲得したことにつながったとのことである。
自分の感情に素直に生きて、やりたいと思ったことをリスクを考えずに行動し続けることの重要性を知ることができたセッションであった。

20代 男性 (学生)

セッションの感想

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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