『志望の理由は名前です』 このセリフを面接の3ヶ月前から考えていました。おそらく福澤文明塾の中では、修了生の中でも最も印象に残る名前でしょう。 後で知ったことですが、福澤文明塾事務局の皆さんの間でも始まって以来のとんでもない名前(!?) の応募者がいると話題となっていたようです。 この名前のおかげでお会いしたほとんどの方には最初から覚えてもらえて、お会いしていなかった方にも知られていたというのは気恥ずかしくもあり、われながら愉快な話でもありました。
「多事争論」の場としてうってつけ
その福澤文明塾で出会ったさまざまな仲間たちは、福澤諭吉先生の言葉である「多事争論」の場としてはうってつけといえるほど多種多様な面々のあつまりでした。 世界をまたにかけるジャーナリストやベンチャー企業の役員、詩の素養のある学生、イケメン弁護士に科学者、鉄鋼関連の専門家や自営のコンサルの方もいれば、医学生や秘書、働く主婦に自分探しをする学生など。私が修了した第7期だけでも、50余名ものこの場に挙げることができないほど多様な方々が揃っており、そのような面々と自分をぶつけ合うセッションでは、世代の違う方の考えやまったく想像していなかった視点からの意見を聴く機会など、仕事や日常ではあまり経験をすることのない新しい発見が常にありました。 またそのような場でしたので、私自身も意図的に刺激となるような意見を投じることを意識しての参加をするなど、自分自身にとってもよい発信のためのトレーニングの場でもありました。
仲間との時間は財産になった
率直にいえば、商社の営業という海外取引先との時差や出張が多く比較的時間の制約がある仕事をしながら、週に二回(グループワークを合わせるとそれ以上)のセッションに参加することは容易なことではありませんでした。ですが個性的な講師たちと多彩なプログラムの数々、それらをそんなに魅力ある仲間と共有することの出来る時間は、毎回とても楽しみでしたし、修了後の今でも自分にとっての財産になったと実感しています。
すでに500名を超えた修了生も、福澤文明塾生の仲間として三田キャンパス外のオフライン、そしてネット上のオンラインでもつながっており、これからもさらに仲間が増えてゆくことでしょう。きっとこの文章を読まれた方とのご縁もあるかもしれません。そのときには気軽に声をかけてください。
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Vol. 11「メンバーの共通項は、環境に対する『覚悟』」
環境教育プログラム第3期修了生: 大西 竹志(会社員) -
Vol. 10「3ヶ月限定の仲間ではない」
第5期修了生: 藤野 敦(会社員)
※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。
※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。