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私も実行者でありたい 第5期生: 小澤ひろこ(会社員)

2011年4月、第5期生の入塾式は、東日本大震災の被害者への黙とうから始まりました。「今日を生きることに精いっぱいの人がたくさんいるのに、きれいな教室で未来貢献を学ぶことにどんな意味があるのだろうか?今すぐに貢献すべきことがあるのではないか?」そんな思いを抱いて向かえた入塾式でした。そして、第5期の55名の仲間と運命的な出会をしました。

“チーム“が作品

福澤文明塾のプログラムの中で、最も思い出に残っているのは、グループワークです。「はじめまして○○です」という、かしこまった挨拶から始まったグループワークでしたが、気がついてみると、互いの知識や経験と技能を尊重し合えるとても素晴らしい仲間になっていました。

セッションのある日はいつも、グループで集まり、対話と議論を重ねていました。年齢や経験がまったく異なる7名での議論は、今までの自分にはなかった視点や思いつかなかったアイディアがどんどん飛び出してくる、まるでビックリ箱のようなものでした。互いに意見を出し合いながら、試行錯誤を繰り返す、そこは、まさに化学反応の場所でもありました。

3ヶ月のグループワークを通じて、私たち7名が作り上げた作品は、“チーム”だったと思います。その作品は、この世でたったひとつのとてもすばらしいものでした。

評論家ではなく実行者になろう!

「世の中には、社会問題を語る人はたくさんいるけれど、多くの場合、批評や評論に留まっていて、問題の解決にはつながっていない。みんなには、評論家ではなく実行者になってほしい。」
学生時代から日本の教育問題と向き合い、社会人になっても強い信念を持って問題解決の道を突き進んでいる仲間から、修了後の五期会(勉強会)で説得力あるメッセージをもらいました。
「在日外国人が、言葉の壁なく必要な医薬品を必要な時に購入できるようにしたいんです。」
「医療と社会との関係について学びたい。医者が、社会に目を向けると、できることがもっとたくさんあると思う。将来は、医者として、そういう可能性も探っていきたいんです。」
「観光資源は、国家の安全保障としての一面も持っていると思う。これを追求していきたい。」
これらも全て、福澤文明塾の仲間からのメッセージです。

こうした、まっすぐと前を向いて将来の夢を語るたくさんの仲間との出会いを通じて、修了式の頃には、「私も実行者でありたい」強く思うようになっていました。

今では、ことあるごとに、「単なる評論家になっていないか?実行者になっているか?実行者になろうとしているか?」と、少し立ち止まり考えるようになりました。また、「まずは、できることから始めよう」と、小さな努力を積み重ねることを楽しめるようになりました。こんな素敵な“変化”というプレセントをくれた、福澤文明塾の仲間たちに、本当に感謝しています。

いつかきっと、私からも素敵なプレゼンをあげられるようになりたい-そんな思いで、今でも福澤文明塾の活動に参加しています。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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