福澤文明塾生の声

ホーム > 福澤文明塾生の声 > 福澤文明塾でできた仲間 > 福澤文明塾でできた仲間 Vol.8

世界を広げてくれた仲間達。それぞれの場で活躍を誓う 第6期修了生: 小笠原 淳(大学生)

福澤文明塾に入塾した日、その場にいた52人の同期は皆知らない人ばかりでした。それが今はかけがえのない仲間であることを思うと、この3ヶ月間の素晴らしさを改めて感じます。

共に密な時間を過ごした仲間

私の班には3名の社会人の方々と、私を含め4人の学生がいました。教育委員会、電機メーカー、銀行員、メディア専攻、政治学部、法学部、医学部と全く異なった背景を持つ私達の初日はとてもぎこちなく、遠慮がちな自己紹介を交わして始まったのを覚えています。
対話と議論を重ね、お互いの事を深く知り合い、正に半学半教、お互いの良い点を吸収できた3ヶ月でした。

社会人の方からは緻密な計画性、仕事への責任感、俯瞰的な視点の持ち方を、他の学生からはフットワークの軽さ、斬新なアイデアを出す視点、物怖じしない度胸を学び今でもロールモデルとしています。

そしてこんな刺激的な相手を前に、自分は何を提供できるだろうか。恐らく7人共考え続け走り抜けた末に、私達はどこにも負けない一体感と心地よい緊張感のあるグループとなりました。修了式をスタートとし、ここから初めは小さくても、社会を巻き込み変えていく風を起こそうとしています。今私達は大学生と小学生の交流プログラムを軸に、被災され関東に避難している学童への支援を行っています。社会人も学生も限られた時間の中でストイックかつ楽しく活動を続けています。

私はコア・プログラム第6期のDグループが最高の班だと信じています。こんな素晴らしいメンバーと、7人の絆から生まれる力は必ず誇れる仕事を作り上げられると信じていますし、これからもそれに向けて力を合わせていきます。

尊敬する同期

そして、第6期の全員とも対話と議論を行いました。一つ一つが素敵な気付きを与えてくれました。また同期一人一人の福澤文明塾への取り組み方が私に語りかけてくれました。

最も印象的なシーンは最終日に二人の同期が見せた涙です。
一人は自分たちの努力が実った嬉しさから、
一人は至らなかった点に対する悔しさから、
体育会を長い間やってきて思うのは、負けて悔しくて泣く、勝って嬉しくて泣く、そう体が勝手に反応するのは本気で打ち込んできた人だけだということです。二人の同期がそれぞれのグループの中でどれだけ考え走ってきたか、私は全てを知りませんが、最終日に皆の前で涙を抑えられない程全力だった、そんな彼らを誇らしく思いますし、共に過ごせたことに対しては感謝の気持ちしかありません。

仲間と場を作る楽しさ 場を共有して仲間となる嬉しさ

この3ヶ月間は新しく出会った仲間と対話と議論を繰り返してきました。その場の中で時には司会や幹事を任せて頂き、自分の中で感じたことをアウトプットする機会も頂きました。初対面の垣根や自分の中のシャイな部分を取っ払うよう細やかな工夫をしてくれた仲間の心配りを感じます。

元々私が福澤文明塾を志望したのは、自分の専門性に囚われず今まで知らなかった世界に広く触れたいという気持ちと、自分が今まで培ってきた経験は他の世界の人々にも通用するのか知りたいという気持ちからでした。その目的は充分に達成されましたし、それ以上の経験が出来ました。

何か困った時にはこの人に聞けばいい。そして自分も、これだけの仲間から困った時に頼りにされるよう自覚を持って自己研鑽をつづけていける、そんな得難い仲間に会えました。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

ページの先頭へ