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多様性の大切さと、社会人になるということ 第6期修了生: 栗原 美貴(大学生)

私だけでは解決できない困難も、多様な仲間とであれば解決できる

私が福澤文明塾の第6期生として過ごした3ヶ月間は、自分の未熟さを実感しては悔しいと思い、挑戦していく、その繰り返しであったと思います。そして間違いなく、私をこう突き動かしたのは福澤文明塾で出会った人達です。福澤文明塾には、未来貢献をするという意志のもと、様々な背景を持った人達が集まります。異なる職業を持つ社会人の方々、異なる専攻を学ぶ学生たち。個性あふれる塾生から受けた影響は計り知れません。

その中でも今回は、特に強く感じた2点について筆を執らせて頂きたいと思います。1つは「多様性の大切さ」。2つめは「社会人になるということ」です。

「多様性」「ダイバーシティ」。現在では多くの企業が外国人の雇用を増やし、女性の活躍のサポートをするなど、多様性な環境作りを積極的に取り組んでおり、もはや多種多様の重要性について異議を唱える人はいないのではないでしょうか。しかし一体なぜ、多種多様であることが大事なのでしょうか。私はこの答えを、グループワークを通してメンバーから学びました。

これまで狭い世界で1人こつこつと物事を進めることが多かった私は、グループワークの際、なかなか議論が進まないことにもどかしさを感じることが多々ありました。しかし議論が詰まった時、自分では思いもつかないようなアイディアを他のメンバーが次々と出しては解決し、何度も自分1人の力のなさを痛感すると同時に、この時初めてチームであること、多様性であることの大切さを実感することが出来たのです。自分1人の力や考え方はちっぽけで、私だけでは解決することが出来ないような困難にも多種多様な仲間がいれば、絶対に解決することが出来る。もっと言えば、解決してより良いものを創り出せる。これがこの3ヶ月で私が学んだ「なぜ多様性が大切なのか」の答えです。

「会社人」ではなく「社会人」となる

また、福澤文明塾には個性的で優秀な学生はもちろん、大変魅力的な社会人の方々がいます。これまでの私が思い浮かべる社会人のイメージといえば、「夜遅くの電車内で疲れ切っているサラリーマン」でした。しかし、福澤文明塾に集まる社会人の方々は日本を良くしたい、自分をもっと成長させたいなど、熱い情熱を持っている方々ばかりで、実際に忙しく仕事をする傍ら、勉強会や社会貢献活動など自主的に行っているのを見ては、会社のことばかりを考える「会社人」ではなく、社会のことを本気で考える「社会人」の姿を彷彿させました。社会人になるとはこのようなことなのか、と何度も思ったものです。

現在ではグループを越えて提言実現に向けて様々な活動がなされ、期を越えて沢山の方々と出会う機会があります。福澤文明塾生みんなが、未来貢献に向けて前に進んでいます。少しずつ、少しずつですが、しかし確実に。そしてそこから多くの刺激を受け、常に学んでいます。一生共に学び続けることが出来る仲間と今、出会えてとても幸せです。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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