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一生続く関係が築けた。仲間の存在があるから、新たな一歩が踏み出せる 第2期生修了生: 廣瀬慎一朗(会社員)

幅広い年代の仲間との議論で、「もっと成長したい」という思いが強まった

「本当に素晴らしい仲間。間違いなく一生続く関係ですね。」文明塾修了1年後に文明塾生同士で実際に交わしていたつぶやきの一つです。普通なら恥ずかしくてなかなか言えないような、そんな言葉を気張るわけでもなく、カッコつけるつもりもなく、自然とお互いに言える、そんなところが「福澤文明塾でできた仲間」らしいところのかもしれないと、私は思っています。

思い返してみると、文明塾のプログラム中は周りの仲間からただただ刺激を受け続ける日々でした。プログラムでの活発な議論では、周りの方々の能力の高さや人間としての魅力がはっきりと伝わってきます。そして、その魅力や能力に刺激を受け、プログラム期間中ずっと胸が熱くなるのを感じていました。

「自分ももっともっと成長したい、魅力的になりたい」とそう、心から思っていたのです。自分よりずっと年上で数十人を越す部下がいるような方でも、立場としてはまったく同じ視線に立ち、議論します。決して自分の意見だけを押し付けることがない。私の意見も聞いてくれ、「素晴らしい意見ですね」と素直に認めてくれることもままありました。逆に自分よりも10歳以上年下の学生が驚くくらいの鋭い意見を言ったり、つい先週会ったときとは別の人間ではないか と思うくらい急に成長をしていたりするのを目の当たりにして、私も素直に「負けたぁ」と思ったりするのです。ただし、不思議なことにそこにあるのは悔しさや嫉妬のような気持ちではなく、ただ自分をもっと成長させたいという前向きな想いなのです。自分のこれまでの30年近い人生を思い出しても、文明塾の仲間と濃密な時間を過ごしたあの3ヶ月以上に、自分を磨きたいと強く願った時期はなかったように思います。

修了後もそれぞれの歩みを共有。いざというときは誰かの手助けも

そして、何かの縁でまったく違う年齢、バックグラウンドを持った人たちが集まった3ヶ月を終え、私達はまた別々の人生の歩みを始めました。あれからすでに1年半以上経っています。それぞれが自分の持ち場に戻り、別々に歩みを進めてはいますが、心の中ではみんなお互いがつながっているのを強く感じています。その証拠が冒頭のつぶやきなのだと思います。

私達は何かがあれば集まり、修了後のそれぞれの歩みを共有します。そして必要があればみんなが集まって誰かの手助けをします。ある人は徹夜の続く忙しい仕事にもかかわらず、さらにスキルを高めようと夜間休日で受講できるMBAに入学しました。ある人は地震のあとで何か自分にできることがないかということを真剣に考え、自ら福島の地へ赴き、ボランティアをすると共に、凄惨な状況を記憶に刻みつけてこられました。

私にはそんな仲間の姿を目の当たりにするたびに、あの3ヶ月の想いが蘇ってくるのです。そして、もっと自分を磨き、社会に対して、他人に対して何かをしたい、と改めて決心をして、また新たな自分の一歩を踏み出すことができるのです。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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