福澤文明塾生の声

ホーム > 福澤文明塾生の声 > 福澤文明塾で自分が変わったこと > 福澤文明塾で自分が変わったこと Vol.22

「隣で頑張っている、49人の同期がいたから」 第17期修了生: 松尾 友香里(大学生)

高校生の頃、不慮の事故で小学生から努力を重ねてきた音楽の道を断たれた。常に音楽と共に人生を歩んできた私は目標を見失い、ただ漫然と大学生活を過ごしていた。遊んでばかりのはずなのに何だか満たされない。そんな私の目に文明塾のポスターが飛び込んできた。何かに一生懸命になる、あの充実感のある日々をまた手にしたい。そんな思いで文明塾入塾を決意した。

キャパオーバーの連続

文明塾のセッションでは、各界のフロントランナーの方々をお招きし塾生との対話と議論の場を持つ。登壇者の方も塾生も様々なバックグラウンドを持っており、同じテーマに対し多種多様な意見が飛び出してくる。そして文明塾に関わる皆さんが圧倒的な熱量を持っている。毎回のセッションが終わると、頭はキャパオーバー。どこから思考をはじめたらいいのか、まったく分からない。またセッション外でも、同期の方々と学生・社会人の垣根なく真剣な議論を交わした。文明塾のことで毎週毎週脳内はキャパオーバーだったが、不思議と心地が良くて仕方がなかった。

リーダーとは、まだ見ぬものを創り出す人

 「リーダーの条件とは、“信念を持てること”そして“強い意志を持てること”」
とある登壇者の方はこのようにおっしゃった。その方は自分の叶えたい未来を鮮やかに描き、実現に向けて行動されている。また文明塾で登壇されたリーダーの方々はそれぞれ、自分なりの信念や叶えたい未来をお持ちだった。
一方の私は、今の自分の持っているものから何を創り出すかばかり考えていた。私に欠落しているものは、まだ見ぬ未来の絵を描く力。リーダーとは、「まだ見ぬものを創りだす人」。まだ見ぬ自分や、まだ見ぬ社会。現在を出発点にするのではなく、未来の絵を描きそこから逆算する発想がリーダーに求められている。

変化を掴む勇気

福澤諭吉記念文明塾での3ヵ月で私が得たものは、変化を掴む勇気だ。自分を変えるのは本当に怖い。そして理想の自分への道は決して平坦なものではない。そんな葛藤も含めて、17期の皆様は仲間の声に耳を傾け、私の抱える課題も自分事化して真摯に向き合って下さった。また私と肩を並べて学ぶ17期の仲間が、それぞれ自分なりに何かを掴み取ろう、変わろうとしている姿を見て、私自身も変わりたいという思いを強くした。17期の仲間と週2で集まる3か月は終了した。しかし、同じ空の下で今日もそれぞれの道で頑張っている49人の仲間がいると思えば、私も更なる高みを目指して自分に変化を巻き起こす勇気が湧いてくる。

文明塾を修了した今、人生の新たな局面に駒を進めようとしている。変化を掴むのは、他でもない私自身である。夢と志に向かって歩みを進めている同期の方々に恥じぬように、「まだ見ぬものを創り出すリーダー」へと変化を遂げ社会に風を送るべく、一層努力を重ねていきたい。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

ページの先頭へ