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この仲間達となら、本気で社会を良くできる 第5期修了生: 高林 龍(大学生)

混じりけなしの対話と議論

「よしっ。俺が政治家になって希望格差のない良い国を作るぞ!」
と思い立って早くも5年が経とうとしています。静岡から上京した時に抱いていたこの志は今も変っていません。むしろ、より具体的により強固になってきました。それも全て、愛すべき福澤文明塾での仲間との出会いがこうさせたのだろうと思います。

自分は、思っている以上に上下左右どの方向に関しても世間知らずだ。大学一年目を走り抜けてそう感じていた私は、大学も職業も年齢も国籍も問わず、フラットな関係で対話と議論ができる福澤文明塾へ多くの物差しを得るために入りました。多様な価値観への理解が政治に欠けていると同時に必要不可欠なものだと考えていたからです。

入塾後は衝撃の連続でした。自分とそう何歳も違わないのに遥かに優秀で経験を積んだ学生、切れ味抜群の質問を飛ばす社会人、今まで触れたことのない価値観を持つ留学生。その中で揉まれることで、自分が「お山の大将」であったことを自覚するのにそう時間はかかりませんでした。ひどく痛みを伴う作業ではありましたが、この経験があったからこそ福澤文明塾のプログラム期間中、有意義に過ごすことができたのだろうと思います。謙虚に仲間の言葉へ耳を傾け、自分とは違う価値観を持つ仲間とは真に対等な目線で対話をし、おかしいと思ったら一晩かけて考えて、また議論する。まさに混じりけなしの対話と議論の実践によって、目的としていた多様な価値観への理解はかなりの満足感をもって達成されました。

タイムマネジメントを越えた気のコントロール

入塾当初は不可解なセッションが多いように感じていましたが、多様な価値観に浸る中で次第にその意味が分かったような気がします。私の期では「気」をテーマに発声・茶道・散歩・合気道のセッションがありました。全てに通じていたのは「気」をコントロールすると言うことだったように思います。学生の「忙しい」とは比較にならない忙しさを抱える社会人や、ゲストでいらっしゃる大手企業のトップの方々との対話と議論を重ねるにつれ、社会で活躍する人物にはタイムマネジメントを越えた気のコントロールなるものが必要であると考えるに至りました。

ホンネで対話と議論を重ねた仲間は、本当に大切な存在です。電話一本するだけで、朝までキャリアプランについての相談をし、その他の悩みにも非常に真摯に乗って下さいます。逆に自分自身、仲間のためだったら粉骨砕身、協力を惜しまないつもりです。そしてこの仲間達となら、本気で社会を良くできるという確かな確信を得ました。そのせいもあって、いままで漠然としていた自分の志も目標も、実現までのレールがかなりの部分見えました。あとは、仲間達と一緒に走るだけです。

募集要項

※ 福澤文明塾生の所属は、原稿作成時のものです。

※ 講師のプロフィールは、プログラム開催当時のものです。

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